事の発端は……
8月下旬に話は遡ります。ヘッドフォンを掛けてスンスンスーン(´Д`)(゚Д゚)ハァとしていると、ビリッとしたノイズが。音から察するに接触不良系。分かる人には分かるやつ。いや、ホントですってば。当初、根源がどこか不明で放っておいたのですが、どうもLch側に繋がっているコードの根本を触るとノイズが乗ってくることが判明。まあ支障無いか……とやはり放っておいたところ、症状は徐々に悪化。ゴムで根本を縛り上げて使用しておりました。変なプレイみたいですな。SかMかって? いや、そんな趣味は無いですよ。あいにく。お間違えのなきよう。
スペック紹介
ここでヘッドフォンのスペックをご紹介。主なソースは
こちら。
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| 型番 |
MDR-CD900ST |
| メーカー |
SONY |
| 形式 |
ダイナミック |
| タイプ |
クローズド |
| インピーダンス |
63Ω |
| 最大入力 |
1000mW |
| 再生可能帯域 |
5〜30kHz |
| 重量 |
約200g |
| 特徴 |
日本のスタジオ御用達というお墨付きのヘッドフォン。再生可能周波数帯域は広く、フラット。皆さん揃って言われることは、あくまでモニタリング用であって音楽鑑賞用には向かない(そうでもないと思うのは私だけ?)。音楽鑑賞に使うと、ストレートな音に聞き疲れがあるかも。細かい音まで聞こえます。時には不要なノイズまで拾ってしまうので要注意。
音質以外には、物理的な壊れにくさが挙げられる。派手に落としたりしても滅多に壊れないタフさも兼ね備えていてGood。もし壊れても、補修パーツが簡単に手に入ります。
他にも特徴を挙げればきりがないので、まあこんなところで。 |
| 用途 |
モニタリング |
| 遮音 |
そこそこ
(2m先の人の声がぼやける位) |
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なれそめとその後の話
このMDR-CD900STを使う前のお話。五年前、私は父が使っていたYAMAHA
HP-1を発掘してきて使っておりました。ところが1970年代の商品なだけあって、物理的に即劣化。ヘッドバンドは折れ、イヤーパッドはボロボロに。なにぶん音はバッチリだったので「良いヘッドフォン」に味をしめた私は次なるヘッドフォンを探しにネットをふらつきます。「HP-1って何円ぐらいしたん?」「一万くらいだったかのう」。そんなわけで値段で目星をつけてDJ用のMDR-Z600あたりを狙っていました。実勢価格8,000円ほど。でも、どうせ買うならもう少し高いものを。それならMDR-Z700か900。一気に1万円台に突入。予算はあったものの、やっぱDJ用はなー、と思っていたところ、ふらりとSONY繋がりでMDR-CD900STの存在を知ります。えっ、スタジオで使われてるの? SONYとソニー・ミュージックエンタテインメントの共同開発? 再生帯域広っ!
このページを見て一気に欲しくなった私は思いっきり魅力に惹かれて購入を決意。そして来る2003年1月7日。某ネットショップから1万3000円ほどで入手しました。確か曾祖母の通夜かお葬式の日に届いたと記憶しています。生まれ変わり? んな訳あるかいヽ(´ー`)ノ (余談ですが、MDR-Z900は親友のTaKaさんがお使いになっています。確か)
それからというもの、四年間の間、肌身離さずと言っていいほど一緒に暮らしていました。何も聴いていなくても着けていたり。もう無くてはならない存在と化していました。最近は寝るときも着けてたり。音楽の友。俺のパートナー。ベストフレンド……なんか寂しい人みたいだなw
簡単な俺的レビュー。解像度は抜群。色んな音が分かれて聞こえてきて、臨場感バッチリ。少し高音が刺さるかな。音楽鑑賞には向くか? との問いにはYESともNOとも言えます。聞こえすぎて気持ち悪い……って人も居れば、このダイナミックな世界がたまらん! という人も居るのであります。全ては程度問題なのであります。私は好きですけどね、このヘッドフォンで聴く音。ただ、やっぱり音がストレートでおもしろみが無いかなあとは感じております。色づけが無いんですね。あくまで原音に忠実。それがCD900STクオリティ。
かわいい子にゃ旅をさせろ(?)
保守を兼ねて、いよいよ修理に出されることが決まった9月5日。泣く泣くCD900STとお別れです。ああ愛娘よ。
修理は東京の
有限会社メイクアップカンパニーさんが一括して行っておられます。愛娘を東京に送り届けるため、梱包材一式を揃えます。私が最初に考えていたのは、プラスチック箱にCD900STを入れて、更にゆうパックの段ボール箱で覆うといったもの。早速プラスチック箱を買いに近所のダイソーへ行きます。実はCD900ST、ダイソーの文庫本ケースにぴったり収まるのです。参考までに。文庫本ケースを抱えて、レジへ向かう途中、ふと「クッション」のことを考えました。そうだ、今までネットでものをやりとりするときはあのいつも「プチプチくん」が居ました。開店間際で忙しそうな店員さんに聞いてみると、ラッピングのコーナーにあるようです。早速行ってみると、いい感じに袋型になった四枚入りプチプチくんが。CD900STを入れて送るにはぴったりの用途。サイズもジャストぽい。だいたいA4+大。ピンク色の派手なやつでしたが、それが返って修理ムードを醸し出すことになります(後の話)。
ダイソーの後は、その足で(車)またもや近所のヤマダ電機に行き、代替のヘッドフォンを買います。SONYスキーの私は迷わず……いや、ホントはちょっと迷ったけど、結局MDR-XD100をセレクト。音楽観賞用のスタンダードモデルでした。1,980円也。もう少し位が上になるとXD200の2,980円とかXD400の9,800円があったのですが、代替機にそこまで出すのは気がひける。市役所に意味も無く行って「ポテチよ悟史くーん」と叫んでくるくらい(by
ひぐらしの魅音)。ドン引き。しないけどね(何だよ)。
代替機を調達したあとは、郵便局でポテチよ悟史くーん……いやいや、何を言っているんだ?(不審) 近所の郵便局で「プラスチック箱を包む箱」を買いに行きます。そろそろ俺が何処を住処にしているのかバレそうだな。でもこの辺は集合住宅立ちまくりだから分かんないか? いや、今ので分かっちゃったりして? しまった、墓穴を掘ってしまったぞ! ポテチよ悟(ry
で、そうそう、箱。段ボールに入れる予定が、実は狂ってしまいます。一番小さい段ボールに入らず、次に大きい段ボールはぶかぶか。これでは輸送中にガコンガコン衝撃が……! 愛娘がぁっ! そんな訳で袋にしました。しかも丁度サイズ一致。お見事。衝撃も無いだろうしね。
家に帰ってテーブルに一式並べてみました。名付けて修理に送っちゃいますキット!
まずはクッション袋を一枚取り出して、ヘッドフォンをラッピング。そしてプラスチック箱の中にセット。こんな感じになりました↓
フタを閉めると……
いってら〜って感じです。さらにさらにゆうパック袋で……
送るばっかー♪ と思いきや、ふたを閉めた時点で大変なことが発覚! 添え状入れるの忘れてた(馬鹿) 故障状況や名前、住所を示す大事な紙。これを忘れちゃあ大変だ。修理してもらえるものももらえなくなっちゃう。いやいや、意外と機転を利かせて? んな馬鹿なw 封を開けて今一度入れ直します。
早りかに郵便局に持ち込みました。窓口の人が定規で長さを測っています。……しまった! 実は袋折り曲げるの忘れて80サイズになってしまったのです。残念! ここからCD900STの一人旅が始まります。郵便局を去る俺に何か寂しげなメッセージ。ああ、これから寂しくなるぜ。
一人待つ俺
待っている間のお話。ひたすらMDR-XD100で飢えをしのぎます(謎)。やっぱり着けた感触も音質も解像度も違う。クローズドなのに、外からの雑音が倍になるというすごい仕様
も。音質と解像度はややこもった感じ。で、ここに来て役に立ったのがマザボのオーディオオプション。要はイコライザなんですが、誰がこんなもん使うかって思ってました。……まさか使うときが来るとは。ごめんなさいイコライザさん。許してくださいホント。MDR-CD900STに近い音質にするために、四苦八苦して調整。そして最も近かったプリセットが↓
中域が強いんですかね。高域弱め。なぜか600Hz付近も弱め。でもやっぱりCD900STとは違う〜。どんどん恋しくなってきます。俺のCD900ST……。寂しいよぉ。アイデンティティが揺らぐよぉ。
帰ってきた!
このレポを書いている今日。帰ってきました、やっとのこと。寂しかった〜。9月7日19:00ごろ宅急便のピンポーン。台風の影響で遅れるかなーと思っていたところへの到着。ホント嬉しかった。代引きでお金を渡して、修理完了品(σ・∀・)σゲッツ!! ものすごい勢いで剥きました。カッターで袋を裂いたら、思いっきり切れてしまったよ。勢いで剥いていったのですが、かなり丁寧に梱包されておりました。プラスチック箱が破損しないようプチプチくんで包装。それを剥いて箱を開けると、ピンクのプチプチくんとビニール袋に入ったヘッドフォンが。ちょっと過剰かな? とも思えてしまいますが輸送中のことを考えるとベストなのかも。

↑包装をむいた残骸
XD100をアンプから取っ払い、CD900STをセット。イコライザも戻して、いざ聴いてみます。うーん、聞き慣れた音。ストレートで飾り気がなく、決して気取らない美人端麗な音質。これが私のヘッドフォン。孫にあげるのはもちろんCD900ST。なぜなら彼もまた、特別な存在だからです(ヴェルオリネタ)。やっぱりXD100+イコライザでもCD900STに太刀打ちできませんね。解像度が圧倒的に違います。周波数特性も全く異なるし。CD900ST最高! ヤフー!
修理報告書がこちら。依頼人はもちろんのこと、修理依頼内容や故障状況、修理内容まで書かれています。知りたい情報が一挙に書かれていてあっぱれあっぱれ。
問題の箇所以外にも、ウレタンリングが劣化していたらしく、交換してくださいました。いやあ、有り難いですね。プラグ側のコードも詰めてもらったようで、素晴らしい限りです。それにしても情報公開( ・∀・)イイ!
こんなところでレポート終了かな?